意識の鍛え方(アイデア発想の基礎力)

意識力を鍛えよう

意識を鍛えておくと、自分自身で自由にコントロールすることができるようになります。
そして、いつでも意識が先行して活動するようになります。

その1 意識を意識する

自分自身が意識であることを意識しましょう。

1,ベッドの上に手足を伸ばして、天井を向いて寝ましょう。

2,静かに目を閉じて、自分の姿を想像しましょう。

3,自分が意識であることを思い、意識を左足のつま先まで移動させましょう。
  自分の頭から、胸を通過して、お腹を通って、左足の太ももを通って、左足を下がっていき、つま先まで移動しましょう。
※途中で意識が身体から離れてしまったら、最初からやり直しましょう。
自分の意識が左足のつま先にあることを感じましょう。

4,今度は右足のつま先まで移動しましょう。
  左足の時と同じように意識しながら移動しましょう。
※いきなり右足に飛んでしまわないようにしましょう。

5,今度は右手の指先まで意識を移動させましょう。

6、さらに、左手まで移動させましょう

7,頭に意識を移動させましょう。

8,最後に目を開けて、自分が想像した身体とイメージが同じかを確かめましょう。

9,一度に3回程度行いましょう。

スムースにできるようになったら次のステップに進みましょう。
訓練が進むと、考える時に意識で考えていることが解るようになります。

この訓練は若いときほど有効です。
若いと感性も敏感だし、不思議な感性も残っています。

筆者の経験

高校生時代、放送部に所属していました。
催しがあると、マイクコードを何本も繋いで、マイクコードを張り巡らします。
コードの接触不良や断線などは日常的に発生します。
その度に、コードをチェックします。

あるイベントの時、10数本マイクをセットしたが、音が出ない。
その時、意識がマイクコードの中を走り、断線箇所を発見したことがあります。
周囲の部員も驚いていました。
筆者は当たり前のように意識を分離して使っていました。
若いときはこのようなことのできる人は結構いるようです。
このようなことが起きるのは緊急事態の時だけです。
繰り返している内に、意識に緊急事態と同じ状況に追い込むことが可能になります。

【この訓練が必要な理由】

ひらめきを求めて思考するときは、意識でひらめきを探しに行きます。
あるときは真っ暗な闇の中、森の中、宇宙といろいろです。
意識だけが幽体離脱したかのような感覚で彷徨い探します。
身体は椅子に座ったままで、意識に集中します。
自分自身は意識と一体となっています。
アイデアを探すときに意識をコントロールする必要があります。

変な話をしていると思われる方もいると思いますが、発明家や芸術家の多くは似たような発想方法を行っています。