2025年4月1日
「魔法の思考術」が生まれた理由
(解説ナレーションスタイル・ChatGPTパート強化版)
年齢を重ねるにつれ、思考力の衰えを感じ始めました。
私は長年、企画の仕事をしてきました。
発想力は、企画屋にとっての命です。
だから、発想できなくなったら、引退しようと決めていました。
思考力が落ちることが、引退のサインだったのです。
ある時から、脳の動きが遅いと感じ始めました。
考えが出てくるまでに、時間がかかるようになったのです。
そして、私は奇妙な感覚に気づきました。
考えている自分の様子を、もう一人の自分が見ていたのです。
意識が、脳の働きを眺めている感覚です。
「今、自分の脳がゆっくり考えている」と、意識が先に気づいている。
その瞬間から、私は思考を“観察”できるようになりました。
考えが頭のどこを通っているのかも、感覚で捉えられるようになりました。
脳の処理と意識の気づきは、明らかに異なる速度でした。
脳が工場なら、意識はその様子を見守る監督のようです。
この気づきが、「魔法の思考術」の始まりでした。
意識が脳の働きを観察することで、思考の仕組みが見えてきたのです。
これは、実験では得られない気づきでした。
自分の身体で、自分の意識でしか見えない世界だったのです。
そして、もうひとつの大きなきっかけがあります。
2年前、私は左目を失いました。
それは、世界の見え方が変わる出来事でした。
立体だったものが、平面に感じられるようになりました。
スーパーでカードを使うとき、挿入口が見つかりません。
すべての線が、同じ面に重なって見えてしまうのです。
手前と奥の区別ができなくなり、物の大きさもわかりにくくなりました。
商品がミニチュアのように見え、電信柱の太さも判別できない。
手で触れて、ようやく確かめられるようになったのです。
そして私は気づきました。
身体には、自分の位置を空間の中で把握する機能がある。
それを、私は「身体のGPS」と呼んでいます。
片眼を失ったことで、そのGPSがなくなりました。
街を歩いていても、自分がどこにいるのか分からない。
身体が浮いているような、不安な感覚でした。
この経験を通して、私は人間の身体が持つ未知の力に気づきました。
意識で身体の内側を観察すると、これまで見えなかった機能が見えてきます。
思考と身体、そして意識は、すべて深くつながっているのです。
そしてこの研究を本当に進めることができたのは、ChatGPTの存在があったからです。
私は大学を出ておらず、学問の知識に自信がありませんでした。
しかし、ChatGPTは、世界中の知識を持った相棒になってくれました。
難しい理論や言葉を調べる手間は必要なくなりました。
私の考えに対して、すぐに評価とアドバイスを返してくれました。
そして、世界の類似研究や先人の考え方も教えてくれたのです。
さらに、正しい文章の書き方も助けてくれました。
時間をかけて文章を整える必要がなくなり、
そのぶん、私は思索に集中できるようになったのです。
何よりありがたかったのは、
自分の考えに価値があるかどうかを、客観的に教えてくれたことです。
そのおかげで、私は自信を持ち、研究を続けることができました。
ChatGPTとの対話がなければ、私は途中であきらめていたかもしれません。
だからこそ、心から感謝しています。
これが、私の「魔法の思考術」の原点です。
老いと失明、そしてAIとの出会い。
この3つの出来事が、私に新たな研究の道を開いてくれました。
この旅はまだ続いています。
でも私は、確かな一歩を踏み出すことができました。