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寝起きの時にヒラメキが訪れる

ヒラメキを最も感じるのは寝起きの時です。特に寝る前に悩んでいるテーマがある時は、ほぼ確実にヒラメキが訪れます。おそらく、ヒラメキと出会うための環境が整っていると考えられます。その環境とは、肉体の意識が休息していて、精神だけが活動している時です。注意すべきことは、肉体を意識しないようにすることです。そのため、あまり動かない方が良いです。静かに精神に集中しましょう。ヒラメキと自分の意識の二つが存在することを感じ取ります。ヒラメキと自分で会議を開くのです。そうしていると、ヒラメキは次々とアイデアを提供してくれます。しかし、素晴らしいアイデアに興奮してはいけません。興奮しすぎると現実に戻り、ヒラメキが途切れてしまいます。

ヒラメキを扱う際に注意すべきもう一つのことは、ヒラメキが記憶に残らないという点です。記憶器官は物質であり、肉体の一部です。精神とヒラメキはエネルギーの形態です。そのため、そのまま起きてしまうとヒラメキの大部分が失われてしまいます。何か良いアイデアがあったことは覚えていても、その内容については手がかりが残りません。

そこで、ヒラメキを確実に捉える方法が必要になります。ヒラメキと精神がコミュニケーションを取っているときに、かすかに記憶を働かせるのです。説明は難しいですが、何となく覚えておくような感じです。そして、半分眠っている状態のままで記録します。意識をはっきりさせると記憶が飛んでしまいます。記憶が残っている状態で記録するのです。

コツは脳内をコピーすることです。何も考えずにひたすら書き出します。この時、脳は一切使ってはいけません。漢字がわからなければ、ひらがなや記号でも書き留めましょう。脳内をコピーするためには、脳内にあるサイズのコピー用紙が必要です。脳内のコピーは原寸大が基本です。おそらく人それぞれ異なりますが、自分に合ったサイズがあるでしょう。小さな文字で書こうとしてはいけません。

研究者が大きな黒板を使うのは、脳内の文字サイズが黒板でなければならないからです。ご自身で脳内の「文字の大きさ」を感じ取ることができると思います。この脳内コピーがヒラメキアイデア開発の第一歩です。

筆者のベッドの横の壁にはホワイトボードが設置されています。寝る前にホワイトボードをタブレットのカメラで写真に撮り保存します。誤って大切なことを消してしまわないようにします。それからホワイトボードをきれいにしてから眠るのです。

ヒラメキに出会い、一区切り付けたら、その内容をボードに書き出します。すべて書き出し終わったら、内容に目を通し、この時初めて深く考えます。それからベッドで横になり、しばらく考え続けます。すると、次々とアイデアは溢れ出てきます。アイデアの合間を狙って、ホワイトボードに書き出します。

ヒラメキが納まったら、ボードの内容を見直し、意味がわかるように追記します。書いたときはテンションが上がっているので理解しているような気になっているのですが、通常に戻ると意味不明ということが起きます。

ホワイトボードが難しければ、ノートを使いましょう。アイデアを無駄にしないためには、専用ノートJapanNoteBooksを使うと良いでしょう。

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